
はじめに
今回は XP-PEN Magic Drawing Pad 2025 を購入した理由と、実際の用途を前提にした選定背景をまとめます。購入前には 2in1 PC(Lenovo IdeaPad など) も候補にありましたが、最終的には「純粋なペン入力特化タブレット」である本機を選びました。
本記事は、
- ブログ執筆
- 液晶タブレット用途
- サブモニター活用
- Androidタブレットとしての実用性
といった観点で構成しています。
2in1 PCを選ばなかった理由
購入検討時、IdeaPad などの2in1 PCは非常に魅力的に見えました。しかし冷静に考えると、次の疑問が浮かびました。
- 本当にタブレットモードに毎回折り返して使うのか?
- 結局「普通のノートPC」としてしか使わないのでは?
- 折りたたんだ状態の重量と厚みはタブレットとして快適か?
この結論として、
2in1 PCは「できることは多いが、結局PCとしてしか使わない」
という未来が容易に想像できました。それならコストパフォーマンスも悪く、タブレット用途としては中途半端です。
Magic Drawing Pad 2025 を選んだ最大の理由
有機ELではない点も重要な判断材料
近年の 2in1 PC や高価格帯ノートPCは、有機EL(OLED)ディスプレイ化が急速に進んでいます。発色の良さやコントラストの高さは魅力ですが、個人的には次の点が大きな懸念でした。
- 長時間の同一画面表示による焼き付きリスク
- ブログ執筆や資料閲覧など、
- 白背景
- UI固定
- 同じレイアウトを長時間表示 という用途との相性の悪さ
特にブログ執筆用途では、
エディタ画面を何時間も表示し続ける
という使い方が日常的になります。有機ELは技術的に進化しているとはいえ、完全に焼き付きリスクがゼロになったわけではありません。
その結果、
「有機ELを避ける」という条件を入れた瞬間、2in1 PCの選択肢がほぼ消える
という状況になりました。
Magic Drawing Pad 2025 は 有機ELではない液晶ディスプレイ を採用しており、
- 長時間表示
- 固定UI
- 学習・作業用途
でも精神的な不安が少なく、安心して使えます。
この点も、2in1 PCではなく本機を選んだ隠れた決定打のひとつです。
16384レベルの筆圧対応ペン入力
最大の決め手は 16384筆圧レベル対応 という、液タブ並みのペン入力性能です。
- 細かな線の強弱がしっかり表現できる
- メモ・手書き・イラスト用途に最適
- 2in1 PCとは明確に違う「描くための道具」
この時点で、用途がはっきり分かれました。
Type-C(DP-IN)対応が2025年モデル最大の進化

2025年モデルで最も評価しているポイントが、
USB Type-C 経由の DP-IN(DisplayPort Input)対応です。
旧モデルではこの機能がなく、
- ミニPC
- Raspberry Pi
のモニターとして使うことができませんでした。
しかし Magic Drawing Pad 2025 では、
- ノートPCのセカンダリスクリーン
- ミニPC / ラズベリーパイ用モニター
- PC接続時はそのまま「液晶タブレット」として利用
が可能になります。
※ DP-IN(DisplayPort Input)の使用は、PC側のUSB-C ポートが “DisplayPort Alternate Mode(DP Alt Mode)対応” であることもしくは、Thunderbolt対応のUSB-Cであることが必須です。
Clip Studio Paint をPC版で使える
このDP-IN対応により、
- Android版 Clip Studio Paint(サブスク)を買わなくても
- PC版の買い切りライセンスを使用可能
という点も大きなメリットです。
液タブ + Androidタブレット + サブモニター
という 3役を1台で兼ねられる のは、非常にコスパが高いと感じました。
価格と購入タイミングの正直な話
今回の購入は、
- 楽天カード新規入会ポイント
- 楽天スーパーセール
が後押しとなりました。
当時は
- Amazon
- XP-PEN公式サイト
と比較しても 楽天が最安 に見えたため購入。
しかしスーパーセール終了後、
公式サイトやAmazonでも同価格まで値下がり
正直、「少し騙された気分」になったのも事実です。
とはいえ、
- きっかけがないと踏み切れなかった
- 結果的に満足度が高ければ問題なし
ということで、これはこれで良しとしています。
ブログ用途ならAndroidで十分
私の主目的は ブログ執筆 です。
- Androidでも十分に文章は書ける
- キーボードを接続すれば場所を選ばない
- 3:2 アスペクト比で縦方向が広く、非常に書きやすい
また、
- Raspberry Pi 500
- ミニPC
を後から購入しても、
- 単体でも使える
- 組み合わせても用途が広がる
という点で無駄がありません。
Android 14 & 3:2 画面比率の快適さ
Magic Drawing Pad 2025 は Android 14 対応。
- セキュリティ面でも安心
- アプリの互換性も高い
また 3:2 のアスペクト比 は、
- ブログ執筆
- 電子書籍
- PDF閲覧
- 楽譜読み
に非常に向いており、想像以上に快適でした。
想定している使い道まとめ
現在考えている用途は以下の通りです。
- 液晶タブレット(イラスト・手書き)
- PCのサブモニター
- ブログ執筆用端末
- 読書・PDF閲覧
- 楽譜読み・学習用途
これだけ使えるなら、
総合的に見て、娘用にもう1台購入するのも十分アリ
と感じています。
※ Android端末のため DTM用途には不向き ですが、これもミニPCと役割分担すれば問題ありません。
ペーパーレス環境への期待
今後は ScanSnap(FlatScan) などを使い、
- 捨てられない本
- 参考書
- 問題集
をどんどんスキャンし、
どこまでペーパーレスで快適に使えるか
を検証していく予定です。
Magic Drawing Pad 2025 の表示品質とペン入力性能が、ここでも活きてくるはずです。
まとめ|2in1 PCではなくMagic Drawing Pad 2025で正解だった
- 2in1 PCの「中途半端さ」を回避できた
- ペン入力・液タブ用途に特化
- DP-IN対応で活用幅が大きい
- Android単体でもPC連携でも使える
用途が明確な人ほど満足度が高い端末 だと感じています。
これから購入を検討している方の参考になれば幸いです。
こんな人におすすめ
- 2in1 PCに興味はあるが、結局ノートPCとしてしか使わない気がしている人
- 有機ELの焼き付きが不安で、長時間作業向きの端末を探している人
- ペン入力・液タブ・サブモニターを1台で兼用したい人
- ブログ執筆、学習、読書など“作業系用途”が中心の人
用途が明確であればあるほど、Magic Drawing Pad 2025 はコスト以上の価値を感じられる端末です。
本格的なレビューについては現在実機テスト中の為後程別記事で記載していきたいと思います。

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