和田秀樹さんの「中堅校から東大に入る本」に影響され
中学2年の息子と本屋に行きました。
(Googleブックスプレビューなし)
そして選んだのが最初の写真の中3数学の参考書。Googleブックスプレビュー
(写真と違うのは下が最新版)
正直私も「買って満足でやらないのでは?」
と思っていましたが少しずつ進めているようです。
この数学の参考書ですが
思った以上に良い参考書です。
なぜなら、息子がわからなくなって私に訊きに来たとき
私が読めば理解できて説明できるからです。
正直子供一人の独学で完全に理解できるかといえば
難しいところもあります。
応用問題の別冊解答に解き方の式がのっていない問題も一部あります。
今回
息子の問題についてある程度把握することができました。
①計画がおおざっぱ
この中3の数学参考書を春休みですべて終わらせようとしていました。
意思はりっぱなのですが、
「ではどうすれば3月いっぱいで終わらせられるのか?」
という考えがないのです。
250ページあるこの本を例えば10日で終わらせようとすれば
単純に1日25ページ進まなければなりません。
正直息子の能力とやる気では現実的に不可能です。
いや、やる気があっても現実的に不可能でしょう。
今までやってきたページ数を1日で換算すると3~4ページ進めばよい方です。
それをここ2週間以上やってきて未だに理解できてない・・
できないのはいいんですけど
無理な目標を立てて途中でやる気がなくなるのが一番コワい。
なのでそういう基本的な勉強の仕方を教えてあげました。
賢い親は子供に解き方や最短の道を教えてあげられるのでとても有利だと思います。
しかし私のような普通以下の親では
そのうち解き方を教えてあげられる事もできなくなってくるでしょう。
解き方や勉強の仕方を教えてあげられなくても
関心をもってあげる事が一番だと思います。
②答えが合えばいいと思っている。
それにしてもこの参考書はなかなかの良書です。
たまに解き方書いてないけど、いろいろな解き方が載っています。
しかし、息子は細かいところを読んでない。
答えが合えば理解したと思って読み飛ばしているのです。
数学にはいろいろな解き方があります。
すべて計算して解いても答えが出ますがそれだと実際の試験で時間が足りませんし
この先どんどん応用がきかなくなってくるでしょう。
「解き方が3通りあれば1通りで十分と思っている。」
これは私自身が子供の頃に犯した過ちです。
とくに最初の例題は簡単でどの解き方でも解けるので
「答えが合えばいいじゃん!」
と思って他の解き方を真剣に学ぼうとしませんでした。
そうするうちに問題が難しくなりどんどん授業についていけなくなったのです。
子供には同じ過ちを犯してほしくありませんので
数学が教えられなくてもそういった経験は教えてあげられます。
③心に余裕がない。
あるとき子供がまた、「できない!」といって参考書を投げ出していました。
ところがその問題を見てみるとかなり簡単な問題だったのです。
息子は、今日はここまで・・ときめた勉強の最後の方は
夜も遅く、早く終わりたくてムズムズしているのです。
もうある程度詰め込んで飽和状態になっているのに、まだ無理にやろうとしている
と言った方がいいのかもしれません。
最初の計画を優先しすぎて無理をしてます。
その日はそこでやめさせ
次の日にやらせたら何もなく解くことができました。
そんな事もあるのでなるべく余裕のある早い時間に勉強しておきなさいと
いつも言っているのですがこれが本人にはなかなか難しいようです。
独りでやって、塾でやって、学校でやる。
これだけで3回同じ内容をやることになります。
塾から帰ってきた息子が
「今日は学校で1番の子より早く問題が解けた!」
ってうれしそうに報告してくれました。
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