最近は、スマートウォッチを健康管理や運動管理のために持つ方が増えてきました。
購入を考えた理由 医師に伝わらない・・
昨年、不整脈か無呼吸症候群かわかりませんが、
夜寝ている間に苦しくなり目が覚めた途端に心臓がありえない早さで動く
という恐怖体験をしました。
次の日すぐに病院に行ったのですが、症状がうまく伝えられず、
「動悸がして苦しくなり、心臓が凄い早さで動いた」と伝えました。
検査したけど・・
念のため血液検査と不整脈を測定するホルター心電図を1日つけて過ごしたのですが・・
結果、数回不整脈がありましたが医師に言わせると
「一般に誰でも不整脈があるので、(確か)100回くらい?だと問題ない」
と言われました(回数の部分は、はっきりと覚えていません)
幸か不幸かホルター心電図をつけている間は、前日のような動機がしなかったのです
あの時の恐怖は今でも忘れられません
妻や子供を残したまま、まだお金のかかるこの時期に死ぬわけにはいきません。
ですが病院で症状を伝えるにもうまく説明できず、心電図もつけている時に症状がなかったので
「あの時、症状があればもっとちゃんとした治療ができたのでは?」
という想いが心に残りました。
パニック時に素人が脈なんて冷静に測れるか!
「もし同じ症状がでたら脈が飛んでないか自分の手で測ってください」
と言われました・・
別の診察時、少し動悸がした時があったと伝えると「脈はどうでしたか?」
医者に「正直よくわからなかった」と答えると、不機嫌な表情をされました
普段脈もろくに測ったことないのにパニック時に冷静に脈の状態などみられません
そこで、普段の健康管理にまず考えたのがスマートウォッチなのですが、寝ている時もつけているとなるとだんだん煩わしくなるもの、すぐに就寝時はやめてしまいました。
そこで最近話題のスマートリングを真剣に選んでみたいと思いはじめます。
欲しい機能
とりあえず、必要な機能としては睡眠時の心拍数の乱れを検知してくれて無呼吸症候群などの検知もできればなお良し。コロナ時の教訓から血中酸素濃度も欲しいところです。
心拍数の乱れ
無呼吸症候群
血中酸素濃度
スマートリングはサブスク?
いきなり最初に躓いたのが、スマートリングはサブスクが多いという事です。
スマートリングのパイオニアとも言える「Ouraリング」は、月額料金が掛かるサブスクである事からも「スマートリング=サブスクの」イメージが強いのです。
しかし、買い切りで使えるスマートリングもあります。
今回、その中からある程度メジャーな製品に絞って選んでみました。
サブスクなしのスマートリング
SOXAI RING 1
SOXAI RING 1は、日本発のコンディション管理用スマートリングで光学式心拍センサー、温度センサー、加速度センサーなどを搭載し、睡眠、心拍数、活動量などを24時間365日自動で計測。これらのデータをスマートフォンアプリと連携することで、自分の健康状態を可視化し、より健康的な生活を送るためのサポートをしてくれます。
■値段 35,980円
■発売日 2023年9月下旬
■対応OS iOS 12以降とAndroid 6以降
■カラーバリエーション 4色
シルバー、マットシルバー、マットブラック、ピンクゴールド
■主な機能
心拍数測定
拍変動
睡眠計測
活動量計測
血中酸素飽和度(SpO2)測定
体温測定
ストレスレベル計測
■バッテリーもち 約8日間
日本発のスマートリングという事である程度の信頼性を感じますスマホもIOS/Android両対応ですしバッテリー持ちも比較的長いのが特徴です。
RingConn
RingConnは、初代モデルであるGen1から更なる進化を遂げたGen2へとモデルチェンジを行いました
Gen1と比べ、バッテリー寿命が大幅に改善、より高性能なセンサーを搭載し測定精度が向上。
睡眠時無呼吸症候群の検出機能が強化、さらなる防水性、Gen1よりもスリムで軽量より快適な装着感
■値段 41,607円
■発売日 2024年8月1日にKickstarterキャンペーン、その後一般販売
■対応OS iOS とAndroid
■カラーバリエーション 3色
Moonlit Silver、Midnight Black、Pale Gold
■主な機能
心拍数測定
睡眠計測
活動量計測(歩数、消費カロリー、睡眠時無呼吸症候群の検出)
血中酸素飽和度
体温測定
ストレスレベル計測
スマート通知(スマホメッセージ着信などを振動で知らせる)
■防水レベル IP68の防水性能
水深50メートル
■バッテリーもち
10〜12日間
公式サイト
睡眠時無呼吸症候群の検出はどこまで正確なのか気になりますがスマート通知など多機能でバッテリー持ちもかなり長いのが特徴。値段は少し高く感じますがサブスクでないので健康維持に長く使えるなら良いと思います。
Patrus Ring
Patrus Ring (パトルスリング)と呼ぶようです。クラウドファンディングの先行販売が終了して今後ECサイトで販売を予定しているそうですが、現時点で正式な日付の発表はありません。
■値段 25,000円
■発売日 2024年7月18日にクラウドファンディング先行販売終了
今後ECサイトにてスマートリングの販売を予定
■対応OS 不明
■カラーバリエーション 不明
■主な機能
平均心拍数
心拍変動
睡眠計測
血中酸素濃度
活動量計測(歩数、消費カロリー)
ストレスレベル計測
■防水レベル
水深50メートルでの最大10分間の防水性能
■バッテリーもち
1回の充電で数日間使用可能
公式サイト
現時点で正式な発売日の発表がないことやバッテリーが数日と詳細がまだ不明なところが多いリングです。25,000円と比較的安く購入できそうなので今後の商品詳細によっては選ぶ可能性もありますが、現時点では見送りとなりました
Amazfit Helio Ring
Amazfit Helio Ringは、Zepp Healthが開発したスマートリングです。ウェアラブルデバイスとして、睡眠の質やストレスレベル、心拍数などを計測し、総合的な健康状態を把握することができます。
■値段 49,900円
■発売日 2024年10月10日
■対応OS Android 7.0以上およびiOS 12.0以上
■カラーバリエーション チタン一色
■主な機能
詳細な睡眠モニタリング
メンタルとフィジカルの準備度分析
睡眠中の安静時心拍数とHRV(心拍変動)の記録
スポーツデータの記録
心拍数
心拍変動
血中酸素レベル
ストレスのモニタリング
■防水レベル
防水性能は10ATM(水深100m)
■バッテリーもち
最大4日間
色はチタン1色ですが落ち着いた色合いです。ただ夫婦2人でとなるとどちらかわかりずらいですしバッテリーが4日というのも少ないような気がして気になります。
LivelyLife R3
■値段 5,000円
■発売日 不明
■対応OS Android 5.0以上およびiOS 11.0以上
■カラーバリエーション
ゴールド、シルバー、パープル、ライトブルー
■主な機能
心拍数
歩数計
血中酸素
睡眠状態
消費カロリー
体表面温度
圧力検出(血圧?)
■防水レベル
IP68放水
■バッテリーもち
3日間(正常モード)
5日間(低消費電力モード)
今回の中で5,000円という破格なのが一番の特徴でこの値段なら「スマートリングとはどんなものか?」試しに買って失敗しても許せるような気がします。
バッテリー持ちは3~5日と少な目ですが機能的には一通り備わっており、スマートリングのお試しとして買うのもありな商品だと思います。
Ultrahuman Ring AIR
■値段 52,800→44,820円
■発売日 不明
■対応OS Android 6.0以上およびiOS 55.0以上
■カラーバリエーション 5色
Raw Titanium,Aster Black,Matte Grey,Bionic Gold,Space Silver
■主な機能
睡眠
運動(歩数、消費カロリー)
心拍数
心拍変動
体温
血中酸素濃度
ストレスレベル
■防水レベル
IPX8(水深50メートル)
■バッテリーもち
最大6日間
比較的高価格帯の製品ですが、提供されるデーターが詳細でAI分析などここだけではわからない魅力もあります。
ただデーターが詳細すぎて専門知識がないと理解できなかったりスマホアプリの見やすさも含めて検討する必要があります。
Galaxy Ring
■値段 52,800→44,820円
■発売日 日本での発売は未定
■対応OS Androidのみ
■カラーバリエーション 3色
(チタニウム ブラック、チタニウム シルバー、チタニウム ゴールド)
■主な機能
睡眠(いびき分析、睡眠中の動き、心拍数と呼吸数)
睡眠潜時(睡眠に入るまでの時間)
運動
心拍数
心拍変動
呼吸数
血中酸素濃度(SpO2)
皮膚温
スマートフォンの一部の操作(動画や写真撮影)
※人差し指装着推奨
位置情報
傷に強いグレード5のチタン
Galaxy Watchとの連携
■防水レベル
10ATMの防水性能(水深100メートル)
■バッテリーもち
最長7日間
Galaxy Ringは、競合するOuraリングに対抗するために開発された。Ouraと同様の機能を提供しながら、有料のサブスクリプション料金が不要である点が特徴。
Galaxy AIが提供する高度な健康関連情報を得るためには、「Galaxy」シリーズのスマートフォンが必要になる
傷に強いグレード5のチタンという事で、力仕事の作業中や筋トレ中でも比較的安心できるのでは?というところもポイントが高いです。
monomam ring
Monomam Ringは、スマートウォッチを共同で企画開発してきたパートナー企業との協力により生まれた、指にはめるだけで健康管理ができるスマートリングです。
■値段 16,800円
■発売日 不明
■対応OS Android5.0/IOS10.0以上
■カラーバリエーション 3色
(ブラック、シルバー、ゴールド)
■主な機能
・アクティビティログ:距離/消費カロリー/ステップ数
・運動ログ:19種類のエクササイズモード
・心拍:終日測定/心拍傾向/心拍分析/心拍記録
・睡眠測定:睡眠分析/睡眠スコア/睡眠時心拍
・血中酸素ウェルネス:測定/血中酸素記録
・ストレス;ストレスの傾向/ストレスログ
言語サポート:日本語・英語
■防水レベル
IP67
■バッテリーもち
待機約10-15日間/通常使用約4-6日
批評雑誌MONOQLOでベストバイに選出されたリングのようで16,800円という価格の割には信頼性もあり機能も豊富のようです。
スマホの画面も日本語対応で見やすくLivelyLife R3が5,000円で安すぎて不安という方にはこれくらいの値段で初めてみるのもありかなと思います。
まとめ
今回はサブスクなしの縛りでスマートリングを考えてみました。
機能だけで言えば、健康管理だけでなくスマホと連動して写真撮影もできるGalaxy Ringに魅力を感じますが、日本での正式発売でないところやアンドロイド専用というところが気になります。
日本での正式発表がないということは、スマホアプリの日本語対応、見やすさも検討する余地があります。
また、どこまで正確かわかりませんが睡眠時無呼吸症候群の検出のできるRingConnも多機能でバッテリー時間も長く魅力を感じますが41,607円となかなかいいお値段がします。
私は、今のところMONOQLOでベストバイに選出されたmonomam ringあたりを最初の選択として試してみたいと思っていますし、LivelyLife R3の5,000円もダメ元でありかなと思います。
欲を言えばGalaxyRingのようなカメラ撮影などの機能も欲しくなってきますし、まだまだこれから検出精度や追加機能がどうなるか発展途上にある製品であることは間違いありません。
将来的に、もう少し医療的に精度があって不整脈などを検知できるとしたら自分自身もそうですが妻へのプレゼントに・・歳をとった二人によさそうです。
妻にスマートリングについて尋ねてみたところ「必要ない」と一蹴されてしまいました。
実際に妻のように健康に不安のない人にどれほど需要があるのか、データがわかったところで深く眠れるようになったり、健康になるかは別問題ですからどこまで活用できるか?ただの流行りで終わるのかこれからの進化に期待しつつ比較的安価なリングで試してみたいところです。
心拍数変動の機能はほとんどのスマートリングに備わっていますが、不整脈を直接検知できる事とは別のようですスマートリングは医療機器ではなく、個体差や誤差が生じる場合もありますのであくまで今は健康管理の手助けの一部として考えてください
心電図機能搭載スマートウォッチ
※一部のスマートウォッチには心電図機能が搭載されており、心房細動などの特定の不整脈を検出できるモデルもあるようです。
↑アップルウォッチシリーズ8以上(詳細は販売サイトを確認してください)
睡眠時無呼吸通知も有り
↑ギャラクシーウォッチ5以上 (詳細は販売サイトを確認してください)
血圧機能も有(別途測定機器必要)
最後に、私の個人的懸念事項なのですが・・
私自身たまに忘れてしまう大事な事を最後に・・
最近なんでもバッテリー化で完全ワイヤレスイヤホンもそうですが、便利で小さくなっている代わりにあの小さな媒体の中にあるバッテリーの寿命も気になります。1年でバッテリー切れを起こすワイヤレスイヤホンなども見てきた私から言えば、「永遠に使えるわけでは無い製品にどこまでの値段を出せるか」というところも頭に入れておいてください。
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