
「外出先でもブログを書きたい!」と思ったことはありませんか?
ノートPCを持ち歩くのもいいですが、もっと軽く、手軽に作業できる方法もあります。今回は、外出先でブログを書くためのいくつかの選択肢を紹介します。
1. 最安候補:Raspberry Pi 500
Raspberry Pi 500は、キーボード一体型で中身はLinuxですが、ブログを書くくらいなら十分すぎる性能です。
外出先にHDMI端子のあるテレビやモニターがあれば、すぐに接続して作業できます。価格も20,000円弱と手頃なのが魅力です。
キーボードが高品位なRaspberry Pi 500+も魅力的ですが大きくなって重量が増えてしまい値段も上がります。持ち運び用途ならこちらのノーマルタイプが最適です。
こちらは、電源がUSB-Cタイプに見えますが推奨電源:27W USB-C 電源(5 V / 約 5 A)の特殊な電源端子が必要。低電流電源(例:3A 5V)を使うと、USB デバイスへの給電が 600 mA に制限されるという報告がありなんでもいい訳ではないので注意が必要です。
後は、映像出力に マイクロHDMI(Micro HDMI)ポート × 2 を採用している為別途ケーブルが必要になります
メリット
- キーボード一体型でコンパクト
- Linux搭載で低価格
- 外部モニターに接続可能
デメリット
- バッテリーがなく、常にアダプターが必要
- 充電はType-C非対応で特殊な電源端子
- マウスやケーブルも持ち歩く必要あり
手軽にブログ環境を持ち歩きたい人には最適ですが、電源周りの持ち運びは少し手間がかかります。
2. HiMeLE ミニPC Quieter 4C
もう少し高性能でWindows環境をそのまま持ち歩きたい場合は、HiMeLEのミニPCが候補です。
こちらは44,500円ほどで購入可能。OSがWindowsなので、自宅で使っている環境そのまま作業できます。
こちらもUSBTypeCでの電源供給ですが、入力電圧は 12 V または 15 V の PD 出力が利用可能で「24W以上を推奨」と書かれているとの報告あり。標準付属のACアダプタは 12V / 2A(= 24W)でなんでもよい訳ではないので注意が必要です。
メリット
- Windows環境をそのまま使用可能
- メモリ16GB、ストレージ512GBで十分な性能
- ファンレスで静か
デメリット
- 電源はアダプター必須
- HDMIケーブルやマウスなど持ち物が増える
外出先で使うなら、アダプターとマウス、ケーブルの携帯を考慮する必要があります。
3. Samsung DeX対応スマホを使う
SamsungのDeX機能を使えば、スマホをデスクトップPCのように使えます。
スマホを外部モニターに接続すると、デスクトップ風の画面に切り替わり、マルチタスクやウィンドウ操作も可能です。
私は、カメラ、ライン、SNSにしか使わない一般の人が高価なスマホを買うことを長年の疑問に思っていました。Dexのようなこの機種にしかない機能があるなら私も初めて欲しいと思うようになりました。
メリット
- スマホのバッテリーで一定時間は電源不要
- いつも持ち歩くスマホだけで作業可能
- デザリングやネット環境を気にしなくてよい
デメリット
- DeX対応の機種は限られる(主にGalaxy Sシリーズ)
- キーボード・マウス・ケーブルなどは必要
- PC同等の操作感はモデルやアプリにより差あり
Dex対応ギャラクシー
Dexは主にSシリーズが対応しているようです。他のシリーズに関しては確認が必要です。
Samsung Galaxy S25 Ultra:199,800円
現状(2025年時点)でかなりハイスペックな “Ultra” モデル。DeX をフル活用したい、性能・将来性を重視する方に。
Samsung Galaxy S25:129,000円
S25 Ultra より価格を抑えつつ、最新世代を使いたい方におすすめ。DeX 対応かつ最新モデル。
Samsung Galaxy S24 Ultra:【整備済み品】129,800円
ひとつ前の Ultra モデル。値下げが期待でき、DeX 利用も十分な性能。コストパフォーマンス重視の選択肢。
Samsung Galaxy S23 Ultra:【整備済み品】84,800円
さらに旧モデルですが、実用十分&価格がこなれてきている点が魅力。DeX用途にも十分。
Samsung Galaxy S23:【整備済み品】52,490円
Ultraじゃなくても良いから最新/少し前のモデルで抑えたい場合に。DeX対応モデル群に入る。
Samsung Galaxy Z Flip7:【整備済み品】164,800円
折りたたみモデルで遊び心もありつつ、DeX対応が明記されているモデル。外観・変形スタイル重視なら。Dexで使う時にかなりコンパクトになるのが魅力
Samsung Galaxy S24 FE:79,800円
価格控えめの “FE(ファンエディション)” モデル。整備済み品(中古)は嫌だという方はこちらがDex対応で最安となります
Samsung Galaxy Z Fold6:182,800円
折りたたみ/大画面を活用したいならこちら。DeXをモニター出力・作業環境として活用したい人向け。
| モデル | SoC(性能) | 画面サイズ | カメラ構成 | バッテリー | 特徴 | 価格帯(目安) |
| Galaxy S25 Ultra | Snapdragon 8 Elite for Galaxy | 約6.8インチ | 200MP+望遠2系統 | 大容量 | 最新・最強のUltra。AI性能最大。 | 約20〜22万円 |
| Galaxy S25 | Snapdragon 8 Elite for Galaxy | 約6.2〜6.4インチ | 50MP級 | 標準サイズ | 軽量で最新AI。Ultraより手頃。 | 約12〜13万円 |
| Galaxy S24 Ultra | Snapdragon 8 Gen 3 | 6.8インチ | 200MP+5倍望遠 | 大容量 | チタンフレームで耐久性◎。7年アップデート。 | 約13〜15万円 |
| Galaxy S23 Ultra | Snapdragon 8 Gen 2 | 6.8インチ | 200MP+望遠 | 大容量 | 1世代前でもカメラ強い。価格こなれ。 | 約8〜10万円 |
| Galaxy S23(標準) | Snapdragon 8 Gen 2 | 約6.1インチ | 50MP級 | 標準 | 小型で扱いやすい高性能コンパクト。 | 約6〜7万円 |
| Galaxy Z Flip7 | Snapdragon 8 Elite系 | 6.7インチ(折りたたみ)+4.1外画面 | 2眼 | 中容量 | 折りたたみで小さく持てる。最新Foldable。 | 約13〜16万円 |
| Galaxy S24 FE | ミドルハイ(Exynos/Snapdragon) | 約6.4インチ | 50MP級 | 標準〜大きめ | コスパ重視の”FE”。十分速い。 | 約4〜6万円 |
| Galaxy Z Fold6 | Snapdragon 8 Gen 3 | 7.6インチ内+6.3インチ外 | 50MP級 | 大容量 | スマホ+タブレットの2in1。作業最強。 | 約23〜25万円 |
DeXやデスクトップモード対応のスマホ候補
他にもGoogle Pixel 9aのように将来的にAndroidのデスクトップモード対応に期待されている機種もあるようですが、まだまだDexまで及ばないとの声もあります。
まとめ
外出先でブログを書く方法は、手軽さ・性能・荷物の量で選ぶのがポイントです。
- コスパ重視・軽量 → Raspberry Pi 500
- Windows環境をそのまま使いたい → HiMeLEミニPC
- スマホだけで済ませたい → DeX対応スマホ
モニターやHDMI端子のTVだけがある環境でブログを書くだけの用途ならスマホだけで済ませられるDex対応スマホが最強です。
別途キーボードとマウスは必要ですがバッテリーがあるので一定時間電源不要ですし外出先でデザリングする必要もありません。スマホと兼用なので一番荷物が小さくて済み接続もシンプルですが、値段が一番高くなってしまうので悩みどころ。
今Windowsで使っているアプリをそのまま使いたいという方にはミニPCですね。こちらは電源アダプタの容量に注意が必要です。
最安ならRaspberry Pi 500。しかしこちらも電源アダプタの容量に注意が必要でアダプタも持ち歩かなければなりません。
それぞれのメリット・デメリットを考えながら、自分に合った方法を選んでみてください。
荷物は少なめに、でも作業効率は落とさない…そんな理想のモバイルブログ環境を見つけましょう!

コメント