e-Tax開業届ができない人へ|最初からつまずかないための完全ガイド

e-tax guide

今年はじめて、このブログ「ズべの買って良かった」でアフィリエイト収入が年間20万円を超えました。

そこで勢いで e-Taxから開業届を出してみた のですが──想像をはるかに超える長い道のりでした。

「家で簡単にできるでしょ?」と思って始めたのが間違い。
マイナンバーカード、ICカードリーダー、パスワード、証明書、インストール…次々に現れる壁に心が折れそうになりました。

結果、丸一日かけてようやく提出完了。

この記事では、実際に私が苦労したポイントや「ここでつまずいたらこうすればいい」という対処法をまとめています。

同じように「e-Taxで開業届を出したいけど難しそう」と思っている方の参考になれば幸いです。

e-Taxソフトの導入前に必要なもの

■マイナンバーカード

■カードリーダーもしくはスマホ

■パスワード
・利用者証明用パスワード(4桁)
・署名用パスワード(英数字6~16文字)

この2つはマイナンバーカードを登録した時に1枚の紙に記入したパスワードです。忘れてたら最後までたどり着きません。ちなみに署名用パスワードは、5回間違えるとロックがかかり結局、市町村窓口かコンビニのキオスク端末へ行かないといけなくなります・・

暗証番号が多すぎる問題・・

e-taxソフトを使う前に利用者番号の暗証番号、電子証明書の暗証番号、利用者証明書パスワード等々・・沢山のパスワードが求められ作成することになります。その都度忘れないようにメモしておくようにしてください。

ちなみに電子証明書パスワードは、署名用パスワードと同じです。

他に受付システムログイン用パスワード途中で作成することになります。

最終的にICカードリーダーはあった方がいい

途中利用者ファイルを作成する際、スマホでマイナンバーカードを読み取れたりとICカードリーダーは必要ないのかな?と思う場面がいくらかありましたが最終的に今回の目的である家から申請書を提出までとなるとICカードリーダーはあった方がいいです。まだ時間に余裕のある場合はICカードリーダーを用意しておきましょう

↑今回ズべが使用したものと同じ

結局e-Taxソフトでしか開業届の提出が完結しない・・

確定申告で検索するとe-taxソフトの他に「e-taxソフトのウェブ版」だの「マイナーポータルアプリ」だのと他の方法がいろいろ出てきますがここが鬼門。

2025年現在では開業届のオンライン提出はe-Taxソフトでしか完結できないことが最終的にわかりました。他のサイトで調べた画面上に開業届を選択するところなんてありません。これで数時間時間をロス。確定申告だけならウェブ版でも大丈夫ですが。

e-Taxソフトのダウンロード

まずe-Taxソフトをhttps://www.e-tax.nta.go.jp/e-taxsoft/index.htmからダウンロードしましょう。

下にいくと利用環境とかかれていて
OSは、Windows11。Microsoft EdgeかGoogle Chromeでないとできないようです。
※MacOSは利用できません。

私は別のブラウザで途中まで進んでいたので途中からできなくなりEdgeでやり直しました。

すぐにインストールさせてくれるかとおもいきや・・その前にルート証明書等のインストール信頼済みサイト及びポップアップブロックの許可サイトへの登録が必要なようです。

ルート証明?少々不安ですがやらないと先に進めません。ここは問題なく進めるはずです。

その下のe-Taxソフトもダウンロードしておきましょう。

e-Taxソフトのインストール・・その前に

ようやくルート証明書等のインストールと許可サイトへの登録が終わり、e-taxソフトのインストールですがまずここが初見殺し・・何も考えずに下手にインストールすると余計にややこしくなるので、あらかじめやるべき事を記載しておきます。

■まずダウンロードしたインストールファイルを右クリックしてプロパティを開きます

「互換性」タブから互換モードでこのプログラムを実行するにチェック。
内容はWindows Vista(Service Pack2)でいいでしょう。

その下の管理者としてこのプログラムを実行するにチェック

■次にセキュリティソフトがある場合は一時的にセキュリティをオフにします。

■もし最初にインストールして途中でとまってしまった場合は、下を参考に一度ソフトをすべて削除します。

この3つかすべて揃っていないとインストールは成功しません。セキュリティソフトをオフにしてインストール途中のファイルをすべて削除し、互換モードで管理者として実行する事でようやくインストールが完了しました。

※他にもユーザアカウントの設定をするとかセーフモードで起動するなどの方法もありますがほとんどの場合そこまでする必要はありません。(私はユーザアカウントの設定すらしてません)

なにも考えずインストールして途中でとまったままになった方は下からどうぞ・・

インストールが途中で止まるときの対処法

e-Taxソフトをいれようとして誰もが通る一番最初の躓きポイントです。
インストールが終わりません。

解決策としてはまず、途中までインストールしてしまったアプリをすべて削除しなければなりません。

インストール自体が途中でアンインストールもまともにできないのでまずインストールしたC:¥Program Files(x86)\etaxフォルダをすべて削除。次に検索でetaxと入力してでてきたファイルも削除します。

ここまでできたら一つ上に戻って…「e-Taxのインストールその前に」を参考にセキュリティソフトを一時的にオフにし互換モードで再実行してください。

ズべはこれで数時間潰れました・・

e-Taxソフトの起動

ようやくe-taxソフトがインストールできて起動したと思ったらまだまだする事があります。起動してすぐ右上の「基本的な流れ」を確認すればでてきますが・・

長い・・長い・・・長い・・・気の遠くなるような基本的な流れ・・
私は面倒で読み飛ばしたので余計に時間がかかってしまいました・・

ズべは、マイナーポータルで利用者ファイルの作成、e-tax web版メールアドレスの登録と・・・ICカードリーダーが最初うまく利用できなかった為にあっちこっちの場所から登録して最終的に送信の段階でICカードリーダーが結局必要となり時間と神経を浪費しました・・

最初からICカードが上手く認識できればすべてこのe-Taxソフトで完結できたかもしれません。

利用者ファイルの作成

e-taxソフトを使って編集した内容はすべて利用者ファイルに保存されるようです。

マイナンバーカードを利用するを選んだ場合ICカードリーダーが必要になります。

マイナンバーカードを利用しない場合は税務署で申請書を書いて利用者識別番号を取得する必要があります。

他に、ICカードリーダーを持っていなくてもマイナーポータルアプリとマイナンバーカードを使ってスマホから取得する事もできます

ズべは、ICカードリーダーを用意していたのですが、うまく使用できず遠回りしてマイナーポータルアプリをインストールしてスマホとマイナンバーで利用者登録番号を取得しました。こちらの道も何度もマイナンバーカードを何度も読み込ませなければならず苦痛の連続・・・・

ICカードリーダーが認識されないとき

ICカードリーダ自体はWindowsに問題なく認識されているようですがe-taxソフトで認識させるにはもうひと手間必要です

ICカードリーダドライバーを最新にする

■まず、ICカードリーダのドライバを最新のもにしなけらばなりませんが、ズべは既に最新?デバイスマネージャーで確認すると最新ですと表示されますが実は違いました。

ズべは、SCR3310-NTTComという少し古いICカードリーダを購入したのですが本当の最新のドライバはこちらにあります。

※最新のドライバはこちらという他の方の記事を参考にしたらリンク切れでした。もしかしたら一定の時期で新しいページに移動されているのかもしれません。(上のリンクもいつまで繋がるかわかりません)

JPKI利用者ソフトのダウンロード

公的個人認証サービスというサイトからJPKI利用者ソフトをダウンロードしてインストールします。

この2つで本当にICカードリーダが認識されるとカードを入れたら常に点滅したような状態になります。私は本当の最新のドライバを探して認識させるまでに数時間かかりました。(カードの向きにも注意してください)

e-Taxソフトに開業届が見つからない?

最初の方に開業届のオンライン提出は結局e-taxソフトでしかできないと書きましたがそのe-taxソフトにもどこを探しても開業届なんて出てきません。

⓵左の作成から申告・申請等を選択
⓶申請・届け出(A)を選択。
③次に作成する申告・申請等の税目で所得税を選びます

そこから「次へ」を選択すると

個人事業の開業・廃業届出書という項目がでてくるはずなのですが初期の段階でこれがありません・・

e-Taxソフトの追加インストール

開業届、青色申告承認申請書をオンラインで申請するにはe-taxソフトの追加インストールが必要になります。

最初に立ち上げた画面で追加インストールを選択

すると次の画面がでてくるので申告から一番上の所得税令和〇年分「11.5MB」を選べばいいはずです。

「はずです・・」と書いたのは、ズべは選んだつもりでしたが表示されず、最終的に申告のすべてにチェックを入れることでようやく表示されるようになりました。

(全部チェックすると追加インストールにそれなりの時間がかかりますが・・)

ここまでしてようやく開業届、青色申告承認申請書が選択できるようになりました。

開業届、青色申告承認申請書の作成

これでようやく個人事業の開業届と青色申告承認申請書が作成できます。

若干様式が違いますが内容は、下のリンクの記載方法のとおりです。

入力できたら保存➡署名➡送信

開業届と青色申告承認申請書に入力保存したら次は署名、送信です。

保存した状態で送信可能一覧に2つが表示されます。表示されない場合は電子証明書の登録が終わっていないとかICカードリーダーが準備できる状態にないかです。

ここでようやくICカードリーダーが必要な事が判明・・

無事に送信できると通知結果が見れますので印刷するか保存しておきます。

送信が完了するとメッセージボックスに受付が完了したことが確認できます。

最後に:やってみて感じた本音

いや・・ほんとに疲れます。画面を見てお分かりのようにe-Taxソフト自体のインターフェイスが古い(Windows95にでも戻ったよう)

そしてどこに何があるかわかりにくい・・まるで開業届を出して節税してほしくないかのような複雑なシステム

e-tax web版にはなくてこっちにはある・・もう乱雑でめちゃくちゃなんです。

だからクラウド会計アプリの需要があるのだと思います。

ブログでアフィリエイトの個人事業の開業程度の会計申告なら会計ソフトなんて無くてもエクセルやスプレッドシート、無料のソフトで十分なんです。(いくら新しい消費税やインボイスに対応と言っても簿記自体は昔から変わらず買い切りの会計ソフトで十分)

でもクラウド会計アプリは、オンラインで書類提出までを一括してやってくれるようなのでそちらの方に需要が多いのではないでしょうか?

正直、もう少し分かりやすく整備してほしいですね。クラウド会計アプリの方が使いやすいのも納得です。

今回は最初から順を追って細かく説明しようと思いましたが、膨大な量になって結局文字数が増えて見づらくなってしまうので躓きやすいポイントだけを紹介する方向に変えました。

まだまだ抑えきれてないところが沢山あります。もし必要とされるなら記憶のある限り追加していきます。

↑ICカードリーダー、マイナンバーカードは必要だが電子申込まで対応しているらしいfreee

「開業届をパソコンで電子申請する」freee

コメント

タイトルとURLをコピーしました