息子は今年高校3年、現在が11月だからもう受験追い込みの時期だ
ところが私の見る限り息子は夏前からペースダウン、失速しているのがよくわかる
毎週、毎週、土日の模試、模試、模試・・
ここ数か月、休みなく土日も学校へ行き塾も行っていれば体力がなくなるもの当然
塾は、この時期には3年までの過程を終え、自主勉主体になっているので休ませることは可能だが、学校はそうはいかない
こんな過酷なスケジュールで体調を崩したりやる気が失われたりするのはこれが初めてではない
毎年、年明けから2月頃まで同じように毎週土日に学校のテスト、模試が連続して2ヶ月近く続くのだ
その度、後の失速感は致命的なものが多い・・
学校は生徒全員の為にスケジュールを組むのだが、それはどちらかというと
「自分で勉強できない子のためのスケジュールだ」
尻を叩くように毎週テストをいれれば嫌でも勉強すると思っているのか?
逆に自分のペースで勉強できる子には嫌がらせでしかない・・もっと別のところを進めたいと考えているのにその間はテスト勉強で自分の目指す大学に必要のない教科にも時間を使わなければならない
進学校のトップクラスの生徒は2つのタイプに分かれる
1つは、そんな過酷なテスト三昧も乗りこなし、学校の授業を一つ残らず丁寧に聴き、部活や生徒会も頑張るような超スーパーサイヤ人
もう1つは、学校の授業で必要のないものは自分で選別し授業中も「内職」で自分の必要な教科を勉強したり、なかには卒業ギリギリの日数で学校に出席せず家で自分のペースで勉強を進める子もいる。そういった子は当然学校の宿題も一切提出しない代わりにテストの点数は常に上位で先生には一番嫌われるタイプだ。
うちの息子も「学校の勉強は〇〇・・」といってある時期から定期テストを軽視するようになった。定期テストが必要なのは学校推薦を狙う子だけだ
うちの子はどちらかといえば後者に当てはまり、自分で勉強できるタイプなので常に学校の提出物やテストに邪魔されながら頑張っている。前者のようにすべてパーフェクトな天才肌ではないのだ
だが、残念ながら私(親)は平凡だ・・
大抵の平凡な親は、毎日学校に行ってくれて課題をこなし定期テストにも力を入れて校内の順位がそこそこ上の方なら・・それで満足
高校3年間息子の様子をみていて今頃になってその事に気づいたのだが・・気づいたからといって結局学校を休ませるような究極の選択は私には選べなかっただろうと思う
子供にはそれぞれのペースがあり特に自分で勉強できる子には学校のペースに合わせるということがどれだけ逆効果なのか計り知れない・・
学校側としても1割の「自分のペースでできる子」よりも残り9割の子をどれだけ尻を叩いて国立の大学に入れられるかということに力を入れているのは仕方ない事かもしれない
これが公立進学校と私立進学校の差なのだろうか・・
今、何ができるか?
とにかく、今の息子は電池残量2%、充電してもなかなか増えない最悪の状態に今なっているようだ。特に眠気と毎日戦っているが、そんな状態で頭に入るのかとても疑問。
今何をしてあげればよいか正直わからないがとにかく体力回復をサポートしつつ残り3か月を乗り切って欲しい
この教訓が妹に活かせればいいのだが・・・
せめて早い段階で親が理解してあげればよかったのかもしれない・・
コメント