Victor XL‑Z711の音をPCで再現!おすすめDAC比較ガイド

kemperオーディオインターフェースでかなり音がよくなりましたが、それでも昔のcdプレイヤーの音に及びません。

Exact audio copyでcdを取込みfoober2000で排他モードで音はかなり良くなりましたが、Victor XL-Z711とGENELEC8020Cスピーカーの音に勝てないので今回は、Victor XL‑Z711 の温かみ・厚みのある音を、PC+DAC+モニタースピーカーで再現する方法を考えました。

Victor XL‑Z711 の魅力とは・・

Z711の音の魅力は、単なる古いアンプの味ではなく、ジッター抑制や高精度DA回路の緻密な設計によるものです。ジッターとはデジタル信号のタイミングの揺らぎのことで、多いと音像がぼやけ、定位が不明瞭になります。Z711はこれを巧みに抑え、立体感のある温かい音を実現しています。

現代のDACでも、正しい選択と調整により、このZ711らしい音を再現可能です。

比較中心モデル:RME ADI‑2 DAC FS

価格:約158,400円

特徴

  • PCM 768kHz / 32bit、DSD 11.2MHz対応で高解像度音源も余裕で再生
  • SteadyClock FS によるジッター抑制で、音の輪郭がくっきり。
  • 5バンド・パラメトリックEQ、ラウドネス補正で低域・中域の味付け可能
  • USB / 同軸 / 光入力、RCA / XLR出力と豊富
  • リモコンで手元からEQやラウドネス調整可能

おすすめポイント:ジッター抑制とEQ自由度により、Z711の音の魅力を現代のDACで再現可能。音の精密さと音楽性の両立ができる、オーディオマニア定番モデルです。

比較すべき定番 DAC モデル

1. RME ADI‑2 Pro FS R

ADI‑2 の上位モデル。入出力がより多く、スタジオ用途にも適した構成。

  • 入出力が非常に多く、スタジオ用途にも対応。
  • PCM / DSD 対応で高解像度再生も可能。
  • ADI‑2 DAC FS と同じく SteadyClock FS 技術でジッター抑制。
  • スタジオモニターや複数機器との接続を考える方におすすめ。

2. Benchmark DAC3 HGC

ジッター低減設計、プロ機仕様。再生専用に使えば、CDプレイヤーに匹敵する透明感が得られる可能性大。

  • 超低ジッター設計で、音の純度・正確さを最重視。
  • アナログ的な色付けは少なく、リファレンス再生や音の解析に強い。
  • 細部まで正確な再生ができるため、オーディオチェックやミックスモニター向き。

3. Chord Qutest

英国製ハイエンドデスクトップDAC。PCM/DSD対応が非常に広い。鑑賞中心ならこれも良選択。

  • FPGA + Pulse Array DACを搭載。非常に正確でタイミング重視の音質。
  • 小型で置き場所を選ばず、シンプルなデスク環境にも最適。
  • アナログ感よりも精密さ・透明度を求める方向き。

4. GoldenWave SERENADE

アナログ感・音楽性・温かみを重視する人に。特に “音楽をじっくり味わいたい” オーディオファンにおすすめ。

  • R2RラダーDACを搭載。アナログ感・厚み・温かみのある音が特徴。
  • EQなどで味付けしなくても音楽性が強く、Z711のような心地よい音を求める人におすすめ。
  • 音の柔らかさや温かみを重視したリスニング向け。

どれを選ぶべきか

  • 正確さ+味付けのバランス重視 → RME ADI‑2 DAC FS
    • EQで温かみや厚みを自由に調整可能、Z711風音質を再現しやすい。
  • 音の純度・モニタリング重視 → Benchmark DAC3 HGC または Chord Qutest
    • 正確さ最優先、音の解析やリファレンス用途に最適。
  • アナログ感・厚み重視 → GoldenWave SERENADE
    • 温かみと柔らかさを最優先したリスニング向け。

まとめ

Victor XL‑Z711 の音をPC再生で再現するなら、RME ADI‑2 DAC FS が最もバランスの取れた選択となります。

用途や好みに応じて、Benchmark DAC3、Chord Qutest、GoldenWave SERENADE も検討すると良いでしょう。

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