デスクトップのMIDIキーボードの上にPC用のキーボードを置きたいと思って鍵盤カバーを自作しました。
生活周辺を快適にしたいと欲しい物に悩んだ末、お金をかけずに問題を解決できた時の満足度はかなりのものがあります。
少しずつ工夫して快適にしてきたつもりのデスクトップ周りですが写真だけではわからない不満がありました。
それは、PCのキーボードを置く台です。
とても便利で代用品のないキーボードテーブルですが、それでもこの備え付けの棚に使うと
「若干狭い!」
若干足がテーブルの底面にあたってしまったり狭いデスク周りを移動するときにテーブルの出し入れすら面倒だったりといつも別のアイディアを探していました。
それに以前も書きましたが、MIDIキーボードの埃問題がありました。
ピアノ用の鍵盤カバー(布)をかけていましたがキーボード全体を覆うことができません。
このKOMPLITE KONTROLL MK2には専用のカバーが売られているのですが
なんと23,000円!!
ただのアクリルカバーに23,000円も出せません!
PC用のキーボードを置くスペースも欲しいしMIDIキーボードの埃も気になる。
いっそのことあまり弾かないキーボードを箱にしまおうか・・
なんて考えていました。
今回は、アクリルカバーを二重サッシのDIYで使ったポリカプラダンの残りで作成することにしました。
案自体はかなり前からあったのですがキーボードにはつまみ等の凹凸がありポリカプラダンも下手に切ると切り口で手を切る恐れがあるので実行せずにいました。
今回、なにを思ったかどうせ余って捨てるポリカプラダン、失敗してもいいやとばかりに「えいっやーっ」って感じであまり計画もせず作成してみました。
今回のポイントは凹凸面をくりぬいた事です。
凹凸面をくり抜くことによってポリカプラダンをのせただけではズレ落ちてしまいますが凹凸のつまみに引っ掛かり固定させることができました。
上から当てながら適当にくり抜いたのですがこのが思ったよりうまくいきました。
ポリカプラダンをカッターでくり抜くという作業は少々手間のかかる作業で、最悪失敗するかなとおもいながら作業をしていたのですが片面からカッターを裏まで押し込んでやることで両側から切れ目を入れるよりうまくくり抜くことができました。
最後にポリカプラダンの切り目で手を切らないように切り口を透明なテープで覆いました。
二重窓ならアルミテープで覆うところですが、見た目が悪くなるので段ボール梱包に使う太目の透明テープにしました。
これでMIDIキーボードに埃が入ることなくデスクの上に置くことができます。
(使用時はポリカプラダンカバーを外す必要がありますが・・ほとんどMIDIキーボードを使う機会のない私にはとても便利です)
しかもカバーの上にPC用のキーボードを置くことでキーボードとマウスのスペースを確保することができ、足元にあったキーボードテーブルを外すことができるようになりました。
MIDIキーボードにはつまみの凹凸がありますが、PC用のキーボードのスタンドを立てることでちょうど上に置いてもガタつくことなくしっかり固定されます。
キーボードテーブルはギターを弾く時にKEMPER(ギターアンプ)前にPCキーボードとマウスを置いて操作するためにもう1台必要と考えていたのでそれも解決。
実際のキーボード操作は、キーボードテーブルをなくした分椅子を上にあげれば丁度良く。黒鍵がほんの少し押されますがそこまでの重さがかからないため鍵盤でふにゃふにゃすることなく文字をうったりマウスの操作が想像以上にしっかりとできました。
今回のDIY、ポリカプラダンの廃材で作成しましたが、ほぼ0円でいろんな問題を一気に解決することができて満足度が高いです。
ポリカプラダンという素材の性質上、素人が加工しやすくそれでいてぱっと見てチープさがありません。いろんなDIYに使えてとても便利です。
最後に、今回は余りものの為にクリアフロストという半透明のポリカプラダンを使用しましたが、最初からMIDIキーボードカバー作成なら透明のクリアの方が見た目がよくできたかもしれません。
埃で悩む同じような人に是非おすすめの方法です。
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