
長年便秘に悩まされた最終解決策がこの「大黄甘草湯」です。
このブログでも便秘対策について何回か書いてきましたが、一時的に効果はあれど、何かのタイミングでまた便秘になってしまう・・そんな繰り返しでした。
私は自分の便秘を直腸型と勝手に思い込んでおり、いつも先まできているのに出ない・・事態が年に数回ありました。
しかし、今回は少し症状が違いました。
水分をいくら採っても相変わらずのコロコロ便は同じですが便がもう少し中の方で止まっている感じ・・出し切った感もありません。
頭に浮かぶ「大腸がん」の4文字・・
腸内カメラも何度か受けて異常がなかったのですが数年経つとまた不安になってきます。内科でもらっているいつもの漢方とマグネシウムもなくなったので病院へ行き症状を話すと「S字で少し詰まっていますね」
手でおなかの上から触っただけで先生が言いました。そこで出されたのが新しい薬
「大黄甘草湯」
だったのです。
・・どうぜ前回と変わらないんだろうけど錠剤で飲みやすいだけマシか・・そう思って家に帰って飲んでみると
効きすぎてやばい・・
朝と昼食前に飲んだのですが昼食後には効果が!しかもそのあとが効きすぎて止まらない。
何度か間を開けて試してみたんですがやっぱり効きすぎ~先生は毎食前にと言ってましたが
これは、自分で調整しないとトイレから出れないパターン。今は一日1回程度に調整して快適な日々を送っています。
大黄甘草湯とは・・
大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)は、伝統的な中国の漢方薬であり、様々な症状の治療に使用されることがあります。
大黄甘草湯は、主に便秘や下痢、腹痛、腹部膨満感などの消化器系の問題に対して使用される漢方成分からなる混合物です。
大黄(だいおう): 大黄は、便秘を緩和する効果があるとされています。また、腹痛や腹部膨満感を緩和する働きもあります。
甘草(かんぞう): 甘草は、漢方薬の処方において一般的な補剤として使用されます。甘草には、抗炎症作用や胃腸の保護作用があるとされています。
生姜(しょうきょう): 生姜は、胃腸の働きを活性化させる効果があります。消化を促進し、腹痛や下痢を緩和すると言われています。
重要な注意点として、妊娠中や授乳中の女性、重篤な肝臓疾患や腎臓疾患のある人、またはアレルギーがある人は、使用する前に医師に相談する必要があります。
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2年後に気づいた「大腸メラノーシス」
2年間朝と夜だけ大黄甘草湯を飲み続けたある日、内視鏡検査をしたときの事でした。
先生に腸が少し黒くなっているのは、大黄甘草湯を飲んでいるためですね・・と言われました。
特に問題があるわけではなさそうですが家に帰って一応調べてみると・・
大黄甘草湯に含まれる大黄を長期にわたって飲み続けた結果、腸の細胞が死滅し、それをマクロファージが食べることで大腸の粘膜に色素が沈着し黒っぽくなるそうで「大腸メラノーシス」というらしいです。
大腸メラノーシス自体直接的に不具合や症状を引き起こすものではないそうですが小さな病変の発見がやや困難になる可能性があることや下剤の依存。将来的にがん化するポリープとの関連性が一部の研究で示唆されるなど・・間接的、または将来的な不具合の可能性がありそうです。
内視鏡検査をしてくれた病院と普段薬をもらっている先生が違うので普段通っている先生にそのことを告げるとすぐに別の安全な薬に変えてくれました。
その薬は以前にも使ったことのあるツムラ漢方防風通聖散エキスです。
一年もすれば腸は元の状態に戻るそうです
大黄甘草湯ほどの効果はなく薬を変えはじめの頃は効き目を感じにくかったのですが今では問題なく過ごせています
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