ランニングコストで考える家庭用レーザープリンター

家には、エプソンのプリンターがあるのですがカラー印刷はほとんど年賀状のシーズンしか使いません。だから年賀状じまいをしようといろいろ考えたのですがどうしても年賀状でしか連絡をとらない友達や家族がいてさすがに年賀状「0・ゼロ」にはできませんでした

更に今年は、息子の大学受験もあり国公立大学は紙ベースの資料を配布していないところもあるので家で印刷する機会が一気に増えたのですが・・

廃インクパッドの吸収量エラー

息子の大学受験で大量の資料をパソコンの画面だけで確認しているとさすがに頭がこんがらがるし、手書きのメモにも限界があるので久しぶりに印刷しようとすると・・・

「廃インクパッドの吸収量が限界に達しました。エプソン修理窓口に交換をご依頼ください。」

と表示されてしまいました。毎年インク詰まりには悩まされていましたがまさかこんな落とし穴があるとは・・メーカー保証はすでに切れてました

エラーリセットか、買換えか?

いろいろ調べたところ廃インクカウンターをリセットする裏技?にたどり着きましたが最終的に「ResetKey」を有料で(1,000円程度)買わなければならないことが判明。

インクカウンターをリセットしたところで吸収パッドの交換ノズル詰まりの除去液やらいろいろ購入していたら3~4,000円はかかってしまいます

それでもインク擦れが完全に直る保証はありません・・

私も吸収パッドの分解までやってみたところで考え直しました

「安いプリンターを買いなおした方がいいんじゃない?」

交換用のインクはまだ沢山残っていますが、1万円以下のプリンターを買った方が手っ取り早いと思うようになりました

1万円以下で買える売れ筋No.1プリンター

カラリオ EW-056A

¥8,325 税込

コスパで人気No.1のエプソンカラリオ EW-056A
コピー、スキャナーがついてこの値段なら買い直した方が安心?

だが1万円以下ですら買う気がしない・・

ところが・・またインク詰まりや吸収パッドの限界で買い替えることを考えると買う気が全く湧きません・・

「必要なので仕方ない」・・とも思ったのですが、プリンターを過去にもう4台は交換して嫌気がさしてました。インク詰まりの予防で月に1回は印刷なんて・・わかっていても毎月思い出してできるものではありません。年に1回の使用のために来年またインク詰まりになるプリンターを買う気になれなかったのです

いくら互換インクや大容量タンクでランニングコストを減らす努力をしてもメーカー側も次々と新品に買換えさせる罠を用意してます

レーザープリンターを考える・メリット・デメリット

そこでレーザープリンターの購入を考えるようになりました

レーザープリンターとインクジェットプリンターの違い

項目レーザープリンターインクジェットプリンター
印刷方式トナーを熱で定着液体インクを噴射
印刷速度速い遅い
画質文字がくっきり、耐水性・耐光性が高い写真のような高画質、グラデーションが美しい
コスト初期コスト高、ランニングコスト安初期コスト安、ランニングコスト高
騒音大きい静か?
ノズル詰まりなしあり
スペース大きい小さい
用途文書印刷、大量印刷写真印刷、デザイン印刷、少量印刷

ノズル詰まりがない (メリット)

レーザープリンタートナーを熱で定着させる印刷方式のため長期使用していなくてもノズル詰まりがありません

カラー印刷は必要か?

年賀状で写真フレームを使うなら必要かもしれませんが「年賀状じまい」が主流の現在、年に10枚程度しかカラー印刷を使いません。それならネット印刷で年賀状を作った方が楽です

年賀状印刷サービス

家庭用レーザープリンターは最近安い(メリット)

カラーで両面印刷対応、コピーもできる複合機を買おうとすると最低でも5万円はするかもしれませんが、モノクロレーザープリンターを選ぶことで1万円前半で購入することができます。

ランニングコストについて(メリット)

ランニングコストのトナーを調べるとモノクロなら純正品でも7千円代~1万円弱と比較的安く抑えることができます。(1回の交換でノズル詰まりがないと考えるとインクジェットより安い?)しかもインクジェット同様に互換トナーの選択も可能です

置き場をとる(デメリット)

レーザープリンターの家庭での一番の問題は、インクジェットに比べて置き場をとる事だけ注意が必要です。比較的コンパクトなサイズのレーザープリンターもあるのでここをクリアーできればレーザープリンターが買い?

複合機、コピー機能、スキャン機能は必要か?

レーザープリンターでコピー機能やスキャン機能は必要でしょうか?

もちろんあるに越したことはないのですがコピーやスキャン機能を備えるとサイズが更に大きくなることがデメリットです。

最近は、スマホでスキャンが簡単にできる時代なのでサイズを抑えたい方はスキャン、コピー機能なしの機種が選択肢に入ります

A3対応は高価なので無理

A3のスキャナー自動送りがついていれば最高なんですが、A3対応となるだけで値段が跳ね上がりますしサイズも更に大きくなります。今回は、見送ることにしました

家庭用レーザープリンターを選んでみた

これらを踏まえて家庭用レーザープリンターを選んでみました

ブラザー工業 A4モノクロレーザープリンター HL-L2460DW

モノクロ、コピーなし、スキャンなし、自動両面印刷対応

¥12,855 税込

ブラザーのA4モノクロレーザープリンターです
何よりお勧めなのがこのコンパクトさ、インクジェットプリンターより少し多きいだけのレーザープリンターが自動両面印刷対応12,855円なんてコスパ最強です

インクジェットプリンターでも両面印刷対応になると最安で1万円を超えてきます

純正消耗品

■トナー(純正品)

¥13,573 税込(2024.12現在)

トナーが本体より高くなってしまいますがこちらの機種は1本で5,000ページと書かれていますのでかなり長く使えてランニングコストは他より安くなります

■ドラム(純正品)

¥9,373 税込(2024.12現在)

一般的には、トナーを3回交換するあたりでドラムユニットの交換を検討すると言われていますが、これはあくまでも目安であり、必ずしもこのタイミングで交換しなければならないわけではありません

トナーは、ドラム一体型と分離型があります。分離型はドラムだけ交換できるので経済的と言われていますが、最近はトナー自体も安くなっているので分離型の方がコスパがいいとも言い切れません

互換品(消耗品)

■トナー(互換品)

※互換消耗品に関しては、私が実際に試した商品ではないのでここで紹介する商品が最適解かどうかわかりません。値段の目安として確認ください

¥4,166 税込(2024.12現在)

■ドラム(互換品)

¥3,980 税込(2024.12現在)

キヤノン A4 モノクロレーザビームプリンタ複合 Satera MF272dw

¥12,673 税込(2024.12現在)

モノクロコピー、スキャンあり自動両面印刷対応

少しサイズ大きくなりますがそれでもコンパクト。やっぱりコピー、スキャン機能は欲しいという方向け

純正消耗品

■トナー(純正品)

¥5,871 税込(2024.12現在)

純正品でこの値段はかなり魅力的です。
互換品は更に安いですが1本で1200ページ印刷可能なことから私の使い方なら純正品を買ってもよいかもしれません

互換品(消耗品)

■トナー(互換品)

Canon キヤノン A4カラーレーザープリンター Satera LBP621C

¥18,364 税込(2024.12現在)

やっぱりカラーも印刷したいという方の最安。コピーなし、スキャンなし、両面印刷非対応ですが安いです。これらが可能なモデルになると一気に5万円越えになります

純正消耗品

トナー(純正品)

¥24,380 税込(2024.12現在)

やっぱりカラーだと4本分になるので消耗品が高いです。本体を毎回買い替えた方が安いですが・・さすがに嵩張りますし処分も面倒。それでも年に1度しかカラー印刷しないよという私のような人はインク詰まりもないのでインクジェットプリンターより長く使用できてコスパはいいと思います。

互換品(消耗品)

■トナー(互換品)

¥8,860 税込(2024.12現在)

互換品のトナーでよいならカラーレーザーも十分選択肢に入ります

3製品比較表

ブラザーHL-L2460DWCannon Satera MF272dwCannon Satera LBP621C
モノクロモノクロカラー
本体価格¥12,855¥12,673¥18,364
コピー
スキャナ
両面印刷
サイズW356mm×D360mm×H183mmW320mm×D372mm×H271mmW430mm×D418mm×H287mm
純正トナー¥13,573¥5,871¥24,380
純正ドラム¥9,373
互換トナー参考¥4,166¥2,263¥8,860
互換ドラム参考¥3,980

まとめ

インクジェットプリンターに置き換わる家庭用レーザープリンターを低価格で考えてみました。

自動両面印刷がなくてもカラー印刷機能が必要ならランニングコストと初期導入費用は覚悟しておく必要がありそうがカラー印刷の機会が少ないなら十分選択肢にはいる価格です

自動両面印刷機能が必要でモノクロでもいいなら純正交換トナーが安いCannonのSatera MF272dwが魅力的です。モノクロレーザーの売れ筋ランキングでも上位にあがってくる商品ですし、コピー、スキャン機能がついていることも得点が高いです。

HL-L2460DWは、コピー、スキャン機能がない代わりに高さが低くコンパクトが魅力です。またトナー自体の値段は高くても1本で5,000ページ印刷でプリント1枚のランニングコストで考えると1本1,200ページのCannonのSatera MF272dwより安くなります

個人的に両面印刷も必要なので家庭で使うにはモノクロの2択になりそうです。どちらもコスパがよく長く使えそうです

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