2年程前に無料でもらったVesaproのノートPC。
最近起動がやたらと遅くなりました・・。
電源ボタンを押してからNECのロゴが出るまでに異常に時間がかかります。
最悪永遠と起動しない時もあります。
ロゴが出るのが遅いという事はWindowsの問題ではなさそうです。
あまりいいSSDを使ってないからかな？
それにしてもロゴが出るのが遅いのはおかしい・・。
メモリが壊れた？
２枚差しているメモリを１枚ずつ確認するがメモリが原因のようではなさそうでした。
ネットで検索してみると
CMOSの電池が切れかかっている？のが原因とか書かれてたので交換してみましたがやはり症状はかわりませんでした。
放電がうまくできていないかもしれないと放電も何度か試してみましたがそれも違うようでした。
最悪のマザーボードが故障か？
グラボも積んでいないノートPCがまだ暑くもない４月に故障するなんて・・
一瞬ノートPCを買うのが怖くなりましたが結果として修復することができました。
修復することができました！
どうやって修復したのか？
それはマザーボードのアップデートでした！
マザーボードのバージョンを調べてみると・・
バージョンが737A0900とありました。
なかなか立ち上がらないPCのBIOSをファンクションキーで起動させるのは難しいのでcpu-zを使って調べてみました。
※写真はアップデート後
NECのサポートぺ―ジから型番”PC-VK25LXZCG”で検索すると現在のバージョンより新しいバージョンが2つありました。
このなかからBIOSを一番新しいものをダウンロードして解凍したフォルダのなかから
BiosUpd.exeをダブルクリックして進んでいけば再起動後に無事バージョンアップができました。
※注意点としてはアップデート中に電源を電源をきらない、ACアダプターを接続する。
LANケーブルを抜くもしくはWifiをオフにする。
もしアップデート途中に電源を落としてしまったりすると最悪復旧できなくなりますので十分に注意しました。
再起動が完了し、アップデートが終了するとあっけなく数秒でロゴが立ち上がり起動ができるようになりました。
このノートPCは2～３年程前に企業で使っていたものを中古で買ったらしいですがBIOSすらアップデートしてくれてなかったんですね。
ところで、このBIOSアップデートはサイドチャネル攻撃の脆弱性を改善する目的らしいです。
サイドチャネル攻撃とは・・
BIOSのサイドチャネル攻撃は、BIOSに保存されている秘密鍵を盗むことを目的で。攻撃者は、BIOSに対して何らかの操作を行い、その操作によってBIOSの消費電力量や電磁波放射、音などを観測し、BIOSが使用する秘密鍵に関する情報を収集し、その情報を解析することで秘密鍵を復元することが可能となります。
BIOSのサイドチャネル攻撃は、BIOSに対して物理的なアクセスが必要となるため、攻撃者にとっては比較的難易度が高い攻撃です。しかし、BIOSはコンピューターの起動時に実行されるため、コンピューターが起動する前に攻撃を行うことができれば、比較的容易に秘密鍵を盗むことができる可能性があります。したがって、BIOSのセキュリティは重要であり、定期的なアップデートや、物理的なアクセスを制限するセキュリティ対策が必要となります。
最近では、物理的なアクセスでなくてもBIOSにウィルスを仕込むことができるような話を聞いたことがありますのでもしかしたらウィルス？
それでなければ元からBIOSに不具合があったものがアップデートによって修復されたのかどちらかとなります。
会社の共有PCや私のかなり古いAlienwareが同じように起動が遅い症状が出たことがあります。
もしかしたら同じようにBIOSアップデートで修復できる可能性もありますが、古すぎるPCはすでにBIOSのアップデートを提供していない場合もありますので確認が必要です。
（会社共有のPCは私がBIOSをアップデートするようなリスクは冒さず放置しますが・・）
このPCは企業向けだったこともありBIOSの気弱性へのサポートは最後までされていたのかもしれませんね。
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