先日同窓会で久しぶりに会った友人に動画編集ができるPCの購入相談をされたので
本気で選んでみたいと思います
予算~25万円
デスクトップPC
COREi7かRyzen7以上
空冷
動画編集がメイン
GPUは必要か?
最近はグラフィック機能が統合されているCPUもあり最新のMacBookProでは単独GPUなしでも十分な動画編集が可能です。
しかし、その分単独GPUを積んだPCが買えるほどの値段ですし、モバイル性とブランド力は最高のアドバンテージですが、やはり性能、書き出しの時間、コスパを考えるとデスクトップPCを選んでおいた方がまちがいありません。
バッテリーの消耗、後から追加できないメモリ、記憶容量から考えても長く使えるという意味でデスクトップPCの選択が最適解です
GPUはAMDかNVIDIA
AMDとNVIDIAは、どちらも人気のグラフィックボードメーカーです。AMDは、コストパフォーマンスに優れ、クリエイティブ作業に向いている傾向があります。一方、NVIDIAは、高性能で、特にゲームやAI処理に強いという特徴があります。どちらを選ぶかは、予算、用途、そして重視する性能によって異なります。最新の製品情報やベンチマーク結果を参考に、ご自身のニーズに合った製品を選ぶことをおすすめします。
個人的意見としては、今はNVIDIAを選ぶとよいと思います
株価にも反映されてますが、NVIDIAのGPUにしか対応していないアプリもあり後悔しないの選択だと思います。ただ一般用途ではどちらを選んでも問題ありませんしAMDの方が若干値段が安いです
ゲームや動画編集に重要なGPUは、お金を出せばキリがないので1世代前ののハイエンドを基準に選んでみることにします
現在のNVIDIAシリーズの型番はRTX40〇〇シリーズ。
デスクトップ用ラインナップにはRTX4050~RTX4090まであります
GPU性能比較表(他サイト様)
世間一般のイメージ的には
RTX〇〇90は、富裕層向け、コスパより優越感 発熱も高い
RTX〇〇80は、一般人が頑張ったら買えるハイエンド 発熱も高い
RTX〇〇70は、コスパ、消費電力的に扱いやすく狙い目
RTX〇〇60は、1世代前のRTX〇〇70と同程度で価格を抑えて過不足ない性能
RTX〇〇50は、重いゲームでも画質を下げると何とかできますよ的な位置
というイメージでそのままなんですが・・
個人的なお勧めはRTX〇〇60~70シリーズ
RTX〇〇70シリーズがお勧め理由
1.コスパがよい
性能に対して比較的値段が安く一般人もちょっと頑張れば買えるレベルで普通の作業なら余裕でこなせます
2.消費電力が少ない
消費電力が少ないと電気代云々よりも発熱が少なくて壊れにくいという事
発熱が少ないと冷却も水冷より空冷で十分冷えるのでメンテナンスも容易になります
3. 1世代前のハイエンド、〇〇80の性能を越える
どうせ買うなら一つ古いハイエンドの〇〇80と同等か少しでも上が欲しい人向け
一つ前のハイエンドの性能が安くなって消費電力も下がって買えるので私がもし買うならずっと〇〇70シリーズを購入します
RTX〇〇60シリーズがお勧めの理由
■RTX〇〇60シリーズは、なるべく高性能で少しでも安く抑えたい人に無難にお勧めできます。
性能は1つ前のRTX〇〇70シリーズと同等もしくはそれ以上で消費電力も下がってグラフィックメモリ(VRAM)も増えたりしているのでお買い得ですし、性能的に後悔することもないと思います。
もし、初めての自作PCなどでGPUを選ぶならRTX〇〇60か70で発熱が少なく空冷ファンを選べることにより水冷よりも安上がり。3年くらいで交換、メンテが必要な簡易水冷と比べ製品寿命が長くランニングコストも抑えることができます
※市販の水冷PCはすべて簡易水冷です
消費電力が少ないことで安い電源も選べますしサイズが小さくなり大きなデスクトップが苦手な方も小さなコンパクトなPCを作ることができます。(水冷の方が小さくできる場合もある)
今の時期4060を買うなら性能的には同じ4060でも4060Tiあたりがおすすめです
■SUPER,TI
後発でRTX4060SUPERやRTX4060TIといった製品がでることもあります
性能的には4060<4060SUPER<4060Ti<4060Ti SUPERです
性能だけで選ぶと4060Ti SUPERが一番ですが・・
良いところ
VRAMが増える、性能が上がる
悪いところ
値段が上がる、消費電力が上がる(許容範囲)
それでもコスパ的には良くなる傾向なのでお金との相談となります
注意点としては、発売時期が右に行くほど遅くなりますので新しい次のRTX〇〇50シリーズ発売が目前の買い物になります
毎回新しいシリーズは、ハイエンドのRTX〇〇90くらいから始まって徐々に下の製品が出そろってきて、最初は高価なのでタイミングも重要になります(最近、物価高の影響で少し待つくらいなら値が上がる場合も・・)
メモリ
メモリは、最近言われてるのはWindwos11だと16GBは欲しい
8Gでも動かなくはないけど16GB以上が望ましいです
余裕があれば32GBをお勧めします
16GBと32GBの違いは普通の作業するなら体感できる差はありませんが長く使うことを考えると余裕を持って32GBをお勧めします
もし、予算の関係で16Gを選ぶとしても当分問題ありません
メモリを選ぶ時に注意しておきたいのがマザーボードのメモリ差込レーンの数です
2レーンしかない場合で既に8G✖2レーンで16Gとなっている場合は、メモリを後から追加するレーンがないため一度取り外して16G✖2に入れ替えする必要があり、前の8G✖2が無駄になります。
そう考えると最初から32Gにしておくのもあり
BTOの追加はなるべくしない(重要)
ネット注文でBTOPCで自分でメモリを8⇒16とか、HDDを1台追加なんて注文時に追加変更できるBTOがどこにでもありますが、HDD1つの単価をよく調べるとBTOのオプションで追加するより後で別店舗で購入した方が安い場合が多く、1年後に必要になった時には値段も更に下がっている場合が多いです
(ここ数年の物価高で若干狂いがでてきていますがセール時期を狙うとなんとかなります)
最初の基本構成で自分の満足のいくスペックのPCを選んでおいてBTOではなるべく追加せず、数年後に別店舗で自分で交換、追加するのが安く買うコツです
例えばM.2SSDを1T→2Tに交換するのに実際に13,500円かかるお店があります。現状2TのM.2SSDが他店セールで17,000円で買えます。
差額は、3,500円ですが後から追加で2TBを購入すると最初の1TBは手元に残ったまま2TBが17,000円で追加できるので(合計3TBで追加17,000円)BTOで選択した場合1TB→2TBに置き換えられるので(合計2TBで追加13,500円)かかります。BTO変更で増やす買い方がどれだけ損かわかります。
2TBのM.2SSDの内容が、速さが・・と言い訳されそうですが、同じくらいの速度のM.2SSDでの話ですし、実質4150MB/s→7300MB/sに性能アップしたとしてもほとんど体感できる差がないのが現実です
ただ、メモリスロットルが2つしかなくて既に8G×2で埋まってしまっている場合は、16G✖2にしておくのは多少損でも有りかと思いますが・・
CPUは、多少性能が低くても大丈夫
ゲームや動画編集をメインとする場合CPUは多少性能が低くても大丈夫です
多少といっても限度がありますがRizenだと5600でもIntel Core i5でも十分です
(COREi5でも今と昔では性能が全然ちがいます)
私の友人も10年使いたいからCOREi7かRyzen7あたりがいいというのですが同じCOREi7でも数世代前になると現行のCOREi5の方が性能がいいですし、今現在売られているPCでさえ値段を抑えるために何世代か前のCOREi7を入れている場合があります
なんでも5より7の方がいいと思う「素人だまし?」ですね
※メーカーからするとそんな訳でもないですが・・
CUP性能比較サイトでチェックするとわかりやすいと思います
CPUの性能が高いに越したことはありませんが、予算が限られているなかで動画編集用PCを購入したいと思うならCPUよりGPUを重視した方がよいですしもっと言えば、後になってどこまでのCPUにアップグレード可能か?マザーボードのCPU対応状況を確認するくらいになればこの記事も読む必要すらないでしょう
最新IntelCPU Core Ultra
Core Ultraとは、インテルが2023年12月に発表した最新のCPUブランドです。従来のCore iシリーズとは一線を画し、次世代のCPUとして注目されています。
Core Ultraの特徴
AI性能の強化: AI処理に特化したNPU(Neural Processing Unit)を搭載し、従来のCPUやGPUよりも低消費電力で高速なAI処理を実現します。これにより、画像や動画の編集、生成AIの利用など、AIを活用した様々な作業がよりスムーズに行えるようになります。
グラフィック性能の向上: 内蔵のIntel Arc GPUにより、グラフィック性能が大幅に向上し、ゲームやクリエイティブな作業でも高いパフォーマンスを発揮します。
電力効率の改善: CPU、GPU、NPUの連携により、電力効率が大幅に向上し、バッテリー駆動時間が長くなりました。
新しいアーキテクチャ: Meteor Lakeマイクロアーキテクチャを採用し、従来のCore iシリーズよりも高い性能と効率を実現しています。
Core Ultraが選ばれる理由
AI時代の高性能CPU: AIがますます重要になる現代において、Core UltraはAI処理に特化した性能を持つため、AIを活用した様々な作業を効率的に行いたい方に最適です。
クリエイティブな作業に最適: 高いグラフィック性能とAI性能を兼ね備えているため、画像や動画の編集、3Dモデリングなど、クリエイティブな作業を行う方にもおすすめです。
薄型軽量ノートPCにも最適: 電力効率が高いため、薄型軽量のノートPCにも搭載され、モバイル環境での利用にも適しています。
まとめ
Core Ultraは、AI性能、グラフィック性能、電力効率を大幅に向上させた、インテルの最新CPUブランドです。AIを活用した様々な作業やクリエイティブな作業を行う方、そして薄型軽量のノートPCを求める方におすすめです
一応Intelの最新CPU Core Ultraについてまとめてみました
CPU比較表でみるとよくわかりますが、Core Ultra 5でもCore i9-12900Kを上回ります
ちなみにCore i シリーズは2024年14世代となり(Core i●-14〇〇〇K)これからも併用して発売予定となります
Core iシリーズの後ろに付くアルファベットは、そのCPUの機能や特徴を表すために使用されます。Kはその中でも代表的なもので、オーバークロックが可能であることを示しています。
Core iシリーズの型番に付くアルファベット「F」は、内蔵グラフィックス(インテルHDグラフィックスなど)が搭載されていないことを意味します。
メーカーで選ぶ動画編集用デスクトップPC
主要パーツの選択方法をある程度覚えたら実際のPCを選んでみます
レノボ LEGIONシリーズ
Lenovo Legionシリーズは、ゲーマーやクリエイター向けに設計された、高性能なゲーミングPCシリーズです。パワフルなプロセッサー、高性能なグラフィックスカード、高速なストレージなど、ゲームやクリエイティブな作業を快適に行うために必要なスペックが詰め込まれています
私も現在使っているLEGIONは、コスパで選ぶなら個人的に1番のお勧め!
自分で買ったのでわかりますが、デザイン、静音性、性能において値段対性能でいえばここが一番安く購入できるのではないでしょうか。
217,800円(ラスト72時間限定価格)
AMD Ryzen™ 7 7700X (4.50 GHz 最大 5.40 GHz)
グラフィックカード : NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 12GB GDDR6X
メモリー : 16 GB DDR5-5600MHz (UDIMM) – (2 x 8 GB)
ストレージ1 : 1 TB SSD, M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 Performance TLC
電源アダプター : 500W
すでに72時間経過後に発見した方はごめんなさい
これ今年一番ねらい目かもです。いまPC買う予定があるなら私が欲しい
時期によってはどのPCよりも安く購入でき信頼性もあるメーカーなので一度はチェックしてみることをお勧めします
■注意点
注意点はレノボが中国メーカーです
人によっては情報漏洩の恐れのある中国製PCは絶対に買わないという人もいるので中国製が嫌な方は候補から外れます
商品によっては、納期が長い場合があります
最長2ヶ月なんて書かれていることもありますが実際は半分の1ヶ月もかからない事が多く国内のドスパラも即納モデルでない限り2週間待ちは普通なので気にする必要はないかと・・
フロンティア
フロンティアPCは、BTO(Build To Order)方式で自分好みのパソコンをカスタマイズできる、日本国内でも人気の高いパソコンメーカーです。価格を抑えつつ、高い性能とカスタマイズ性を実現していることが特徴で、特にゲーミングPCやクリエイター向けのPCで高い評価を得ています。
■239,800円(税込)(2024.11Xmasセール)
※上の写真からリンク
インテル Core i7-14700F プロセッサー
インテル B760 チップセット
1TB M.2 NVMe SSD (Crucial P3 Plus)【Gen4】
【静音電源】750W ATX電源 80PLUS GOLD
空冷CPUクーラー(Deepcool AK400)
32GB (16GB x2) メモリ
NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER
こちらも私の2024年11月時点のおすすめ最有力PCです
RTX 4070 SUPERで32GBメモリ、Core i7-14700Fでこの値段は理想的。今がPCの買い時なのかもしれません。ただ1TBのCrucial P3 Plus SSDは確かQCLで性能的に耐久性が低いはずです
近い将来別のSSDに交換することを考えても買いだと思いますBTOで交換すると損です。
静音性は購入していないのでよくわかりません・・あしからず
■注意点
ここのメーカーはあと〇台、ってセールやってるんですがなくなってもすぐに復活します。
なのでそこだけは、「残り僅か」の売り文句に騙されずにじっくり時間をかけて選んでもよいと思います
今はここがコスパ最強ですが、クリスマスセール時期になると他社も頑張ってきてわからなくなります。ただ、今すぐ買うなら私はこのPCを選びます
さいごに・・
さいごにって・・もう終わり?
という感じですが、このほかにHP(ヒューレットパッカード)、DELL(Alienware)、マウスコンピューター、ドスパラ、パソコン工房・・etc 他にもいっぱいメーカーあるんですけど・・
この記事書いている間にも〇〇セール、5万円オフ!なんて記事みかけますが、5万円オフなのは大体が「超ハイエンドの50万円くらいするPCが45万円だよ」って事です。
大セールと銘打っていてもほとんどがただの売り文句
「物価高だから仕方ないんだよ」
と言われても、数年前の話じゃないんです。
1年以内に同じスペックで金額だけがかなりアップしてるのをみてるととても「物価高」で納得のいくものではありません。
HPなどは時期によってかなり安くなることもあるけど今は違うかな?といった印象
もちろん好みもあるので他のPCを沢山みて選んでください
今回の記事は友人の為にガチで書いた16~20万円でのコスパPC選びなので今回はこの辺で・・
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