気になるほくろを除去したら・・まさかの「癌」

ほくろを除去しました。

2年前から急に顔に表れたほくろ。

最初は、ほんの小さいものでしたが少しずつ大きくなっている様子。
コロナになってから毎日マスクを着けていたのが原因だったのでしょうか?

一度、同じ場所にできた吹き出物と一緒にとれてしまったのですがまた少しずつ出てきました。

場所的に若干気になっていましたが、もう年齢的にそんなに見た目を気にするのもおかしいかな?

とか、位置的には幸運を運ぶ・・なんて書いてあったのでできるだけ気にしないようにしていたので

すがやっぱり鏡を見る度に気になります。

しかも、ほくろのせいかどうかわかりませんが若干その場所が軽く痙攣するような感覚といいますか、ヒリヒリするような感覚といいますか、なぜか気になって仕方ありませんでした。

気にしない、気にしない・・そう思っていたのですが

ある日いつも以上に気になってほくろ除去することを決めました。

大きさも他の人からすればさほど気にしない程度、そこまで大きくはありません。

除去すると決めたのが金曜だったので土日の間に若干心が揺らぎましたが、スッキリしたかったので病院へ。

形成外科へ

総合病院の形成外科に行くことにしました。

この形成外科では以前顔の真ん中にできた気になるシミをレーザーで除去した経験がありここでほくろも除去できることを知っていました。

美容専門の〇〇クリニックとかに行くと費用は5倍~10倍かかります。
(昔、シミを除去する際に一度電話で確認しました。)

診察日

先生に診せると、一度とれたのはおかしい・・と言われましたが、

「除去しますか?」

と言われたので
「はい」・・と。

ついでにコロナ期間にできたもう一つのほくろも除去してもらうことになりました。

シミ取りがその日のうちにレーザーで簡単だったためほくろもその日に除去?なんて考えていたのですがしっかり切開して除去するようで、その日は手術の予約と採血をして3000円で済みました。

保険適用かどうか・・

値段も含め気になるところですが、ヒリヒリするというようなことを言ったせいかどうかわかりませんが保険適用で1か所1万円程度と言われたので費用に関しては少し安心しました。

ほくろ除去の注射はめちゃめちゃ痛い?

これは、息子におどされたのですが友達がほくろとったけど注射がめちゃめちゃ痛かったらしいよ~って言われて若干不安。

実際はそれ程の痛みでもないのでご心配なく・・

手術当日

当日は簡易的な手術台に寝かされて顔の施術部だけが開いた布をかぶせられて思った以上に本格的で若干緊張しました。

息子に言われていた麻酔の注射は思ったほどではなく、普通の注射より少しだけ奥で痛いかなっていう程度、安心しました。

こんな麻酔で大丈夫かな?と思いましたが思った以上に何も感じず若干熱がうっすら熱く感じる程度。

さすがに形成外科だけあって最小限の切り口で細かく縫ってくれたため傷跡が残りにくいようにしてくれたようです。

これが皮膚科だと傷跡が若干違ったかもしれません。

無事に2か所の除去を終え、その日は軟膏の塗り方と外れないように大きくテープを貼ってもらいました。(マスクをしているので人にはわかりません。)

次の日からは絆創膏でよいらしく軟膏を塗って絆創膏をするだけです。

手術したての傷(2か所)・・私はいい歳のおっさんなのでホクロより全然気になりませんが、女の人ならどれくらい傷が残るか気になるところ。

痛み止めのロキソニンももらいましたが全く痛くなることがなかったため1週間後の抜糸まで一度も痛み止めを飲むこともありませんでした。

抜糸当日

抜糸当日、先生に鼻の下のほくろはいつ頃からありましたか?と再度きかれました。

2年程前です。と答えると実は検査の結果、もしかしたら「癌」かもしれない・・と。

「癌?!!!」

今回の正式名称は

「顔面基底細胞癌」

健康診断や過去の病歴に正式名称を何度か書かないといけなくなるので備忘録としてもここに正式名称を書いておくことにします。

正直目が飛び出るほどびっくりしましたが、もうすでに手術が終わっていることもあって思ったより落ち着いて聞くことができました。

すると、先生自体も想像しておらず、ギリギリしか除去していないのでもう少し周りも除去しておいた方がよいとの事。

すぐにお願いして次の手術の日程を2週間後に確保しました。

若干不安な気持ちになりましたが先生もかなり小さなもので今回とれば全く問題ないので心配いらないと。むしろ今回早期発見できてラッキーだったと言われました。

そこでもう一度、「癌かも・・ではっきりしてないんですよねと尋ねると」

「いいえ、癌です。」

と今度ははっきりと言われました。

今回は、1泊だけ入院してもらいます。

と言われ必要な書類を書いて帰宅

その日の診察料は640円

帰宅後家族へ

すぐに妻に連絡するのはやめました。
仕事中に余計な心配をかけたくなかったから。

妻が帰宅後、話をすると
手術当日と次の日会社を休んできてくれるそうです
私自身一人で行って帰ろうと思っていたので驚きましたが嬉しかったです。

保険会社へ連絡

・入院1日10,000円

・手術給付金 50,000円または、200,000円(所定の手術₎

・特定疾病保険料払込特則
 初めて悪性新生物(がん)と診断されたとき

・先進医療給付金 20,000,000円
 (今回は関係なし・・)

・がん診断治療給付金 1,000,000円

・がん通院給付金 日額10,000円

・特定疾病保険料払込免除特則(認定される症状の場合)

※がんとは、がん一時金特約に定める悪性新生物(上皮内新生物を含みます。)をいいます。

等々・・

保険給付金に関する内容はまだ診断書すらもらっておらず未確認のため
後日詳細を記載していきたいと思います。

最近保険の見直しを妻と考えていて、月々の保険料がもったいないので入院日額5,000円に落とそうか・・なんて。

とりあえず、来年3月の人間ドックまでは待とうと話合っていた矢先の出来事で自分がまさか「がん」という病名に診断されるとは夢にも思いませんでした。

診断書はいつ書いてもらう?

初めての経験で悩んだのですが、通院の保証に入っているため最後の通院の後がよいのです。
一度診断書を書いてもらうのに6千円くらいかかるそうなので。

抜糸ももちろん通院となります。
その後は様子観察があるとおもいますが、結果次第で1か月ごとくらうになりそうなら抜糸後に書いてもらうのがいまのところ一番いいと思っています。

入院当日

運の悪いことに前日、本当に1日前に会社の同僚が「コロナ」になり休職していました。

病院に「周りに最近コロナの人はいませんでしたか」と訊かれ、同僚の件を伝えると2週間の入院延期となりました。

誰かを責めるわけにもいかず、ようやくスッキリできるとおもったいたのでかなりモヤモヤした気分になり、2日有給休暇をとっていた私たちはそのまま病院を後にしました。

2週間後

ようやく2週間が過ぎ今回は濃厚接触もなく入院することができました。

ちなみにこちらが最初のホクロ除去から約1か月後の傷の状態です。

今回「癌」が発見された鼻の下はもう傷がどこかわからないくらい程きれいに消えています。
逆に、今回切る場所わかるかな?なんて不安になるくらいでした。

話は戻って・・
朝の9:00から入院
1泊だけの入院なので荷物は最小限です。

病院で10時から抗生剤を点滴、11時に手術のために服に着替え13時手術となりました。

前回ほくろを取ったのと同程度の手術とは聞いていたのですが今回は本格的な手術室に通され大きなライトの下で正直かなりビビりましたが内容と痛みはほぼ前回と同じ。

ちなみに、今更ですが先生は女医でこんな手術室で手術をする大変な仕事に尊敬と羨望の眼差しでしかありません。きつめの話方ですが丁寧で子供の頃にこんな先生を見ていたら医者という職業に憧れていたかもしれませんね。

話を戻して・・
少し麻酔が痛い程度でそれ以降は痛みを感じませんでした。

隙間からのぞくメスと押さえたガーゼの血が印象的でしたが切開はすぐに終了したイメージ。

その後周囲を血止めかなにかのために電気で焼く音がして傷口を縫われました。

前回より少し縫う時間がながかったのと少しだけ術後の痛みがありましたが痛み止めを飲むほどではありませんでした。

手術が終わると先生がその場でホルマリン漬けされた切除部をみせてくれました。

長さが1センチ程度でしたが切開部位からするといつこんなに切ったの?って感じるくらいの大きさでした。

そこからは軽く昼ごはんのパンを食べて寝る前にまた点滴、9時30分に消灯です。

病室は1泊なのでどこでもよかったのですが、無料の4人部屋が開いていなかったので1泊2780円の部屋に入ることに。

部屋は案外綺麗で部屋の中の人も静かで逆にこちらが気を遣うくらいでした。

睡眠は同じ部屋の人がいびきもかかず静かでしたが夜中まで頻繁になるナースコールの音とたまにはいってくる救急車の音で結局ほとんど眠れませんでした。

入院患者は高齢の方が多く看護というよりは介護に近い印象。

頻繁になるナースコールの回数に看護師の大変さがかなり伝わりました。
ナースコールは夜の方が多く消灯から12時までがピークでひたすらなりやみません。
12時を過ぎてもちょくちょくナースコールは続いていました。

次の日、先生がガーゼを変えてくれて問題がないようなので最後の抗生剤を点滴して退院することになりました。

今回の組織検査の結果が来週の抜糸の時にわかるようで、最悪はまた手術になるかもしれないと言われましたが、たぶん大丈夫だろうと・・。

手術費用について

ここで手術費用の話ですが今回は、軽い手術だったので入院費や食事もろもろ含めて65,280円
思ったより安くてよかったです。

もちろん普通のホクロ除去の場合は1か所約1万円くらいと考えていいでしょう。(保険適用で)

1週間後 抜糸

抜糸時に今回の組織検査で癌がもうなかった事と次の検診で最後ですと言われました。
かなりほっとしました・・。

次の検診後に診断書をお願いしようと思います。

最後に・・

今回、「気になるホクロとりました!」って傷の治り具合とか費用とかを記載していこうと思っていたのですが途中とんでもない事になりました。

理由はどうあれ、早期発見につながってよかったと思います。
こういう事もあるんだと改めて幸運と恐怖を同時に感じています。

妻にほくろ除去を相談した時、賛成してもらえたのは本当に命拾いの瞬間だったと思います。

子供もまだまだこれからお金がかかる時期です。
再来年は大学生・・

私自身もそうですが、家族を不幸にしたくありません。

これからも与えられた命に感謝してより健康に気をつけたいと思います。

(少なくとも自分の親よりは長生きしないと妻にも迷惑がかかりそう・・)

気になるほくろがあれば、美容目的というだけでなく私の話を思い出して病院で除去してもらう事をお勧めいたします。

もしなにもなかったとすればよい事ですし、気になるほくろがなくなった心の痞えがとれるのは性別、年齢に関わりなく大切な事だと思います。

とくに子供の頃なかったのに最近できたほくろについて何か自分なりに違和感があるなら病院で除去して組織検査をしてもらうのが吉です。

洗顔で引っ掛かるだけでも保険対象となりますので1か所1万円くらいで除去することができます。
私の場合は、ヒリヒリ?たまに脈打つ感じでなぜか気になって仕方なかったので除去にふみ切りました。

最近自分でほくろを除去できるペンなんかも販売されていますが、できるだけ大きな病院で除去後は、ちゃんと組織検査をしてもらうことをお勧めします。

保険給付金

私の加入している保険会社はオリックス生命、ネットの保険です

今回最終の診断を終えて送付したのが1月(日付覚えてません)

1月10日には請求を受け付けましたとのメールが

1月17日にお支払い手続き完了のお知らせが届きました。

書面での郵送はそれから2日後、

給付金は130万円

内訳は・・

・がん診断治療給付金 1,000,000円
・手術給付金 250,000円
・入院1日10,000円×2
・がん通院給付金 日額10,000円×3

癌と診断されたらその後の保険料払込免除については・・

今回のご請求内容より保険料払込免除事由の該当可否を検討いたしました結果、
非該当と判断させていただきました。免除事由につきましては添付の
ご案内を確認ください。

こういうのって実際に給付金を受け取る時でもないとちゃんと確認しないから、まぁほとんど無理と考えておいた方がいいでしょう・・実際に免除になる頃には余命いくばくとなってます

保険ってこういうものです。
今後の支払免除はさすがに無理でしたが、それでもこの支払の早さはかなり優秀です。

後、医療保険の入院日額〇〇円ってあまり意味のない事に気づきました。

最近の病院はなかなか入院させてくれませんし、余程でないかぎりすぐに退院させられます
粘って入院なんて馬鹿らしいですし、高額医療請求もできるのでそこまで入院の日額は気にしなくていいのかなと思いました。

ただ、ガン保険の有難みは今回実感しましたし、働けなくなる恐怖、妻と子供、これからの大学の学費と一瞬でしたがいろんな事が頭に浮かびました。

会社も有給で給料が補償されているとしてもそれは昼勤扱いの給料のみ、残業や夜勤手当などがなくなればあっという間に5~10万円は減額になります。

最後に、半年経ってオリックス生命から封筒が届きました。

内容は、あれから通院などの追加請求などはありませんか?
といった保険会社にはめずらしく親切なもの

私も妻も少しだけ「オリックス生命」が好きになりました。






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