​ワイヤレスイヤホンの寿命を超えて。音にこだわる夫が妻の誕生日に「Technics EAH-AZ100」を選んだ理由

​今年の妻の誕生日プレゼントは、ワイヤレスイヤホンにすることに決めた。

​これまで妻は、ソニーの「WF-C500」や「Tranya Nove Lite ANC」などを使ってきた。決してハイエンドではないが、いわゆる「家電批評1位」といった、ソコソコの値段で評判が良いものを買ってきたつもりだ。

しかし、実際に使ってみると、やっぱりどれも値段相応の音しか出ない。当たり前といえばそれまでだが、雑誌やウェブの案件レビューにまんまと踊らされてきたのだと今ならよくわかる。

​しかも、ほとんどが数年で「片方のバッテリーが充電しなくなる」という不具合に見舞われる。
もうワイヤレスイヤホンなんて、どんな高級機を買おうと、所詮はバッテリーが数年しかもたない――そう考えるようになった。

​この考えは、あながち間違っていないはずだ。例え新品で購入したとしても、メーカーの発売から数年が経過している商品は、在庫として倉庫にある時点ですでにバッテリーの寿命が着実に進み始めているのだから。

​傍らにいる妻の「音環境」に、何も関心がなかった反省

​もう妻と結婚して長い。子どもたちだけでなく、そろそろ妻にも何か還元しなければならない。そう思ったのも今回のきっかけの一つだ。

​私は普段、Genelecのアクティブスピーカーなどを使い、音に対して並々ならぬこだわりを持っている。それなのに、自分の傍らにいる妻の音環境に関しては、これまで一切関心を払ってこなかった。

この年になってようやく、「妻にも最高の音質を味わって、本物の音を知ってほしい」。そんな願いが芽生え、少し良いワイヤレスイヤホンをプレゼントすることに決めたのだ。

​「安さ」と「バッテリーの不安」の間で揺れた葛藤

​最初に見つけたのは、テクニクス(Technics)の前モデル「EAH-AZ80」だった。
ノイズキャンセリングなどの余計な機能を削ぎ落とし、音の良さだけで判断するならこれが一番ではないか。そう思った。しかも、発売から年月が経ち、当時3万円台だった価格が2万円台前半まで下がっている。お買い得感はハンパなかった。

しかし、そこにはどうしても「バッテリーの問題」がつきまとう。

いくら未開封の新品だといっても、発売から何年も経っている製品のバッテリーは、果たして本当に大丈夫なのか? そんな不安が頭をよぎる。

​「店を選んで、5年とかの長期保証を付ければ大丈夫ではないか」

そんな安直な思いでAZ80を買おうとしていた。しかし、長期保証が手厚い大手家電量販店を覗いてみると、そもそも2万円台前半では販売されていない。つまり、ネットで見かける安値は、最初から保証内容やリスクを切り捨てた上での価格なのは明白だった。

​そうなると、結局バッテリーの不安を抱えながら中途半端に2万円でおさえるより、一気に最新機種である「AZ100」にしてしまおうという結論に至った。

​永遠に持つものなどない。だからこそ、今選ぶ価値がある

​もちろん、最新機種にしたところで、あんなに小さな筐体に収まるバッテリーの宿命は変わらない。数年経てば必ずバッテリー寿命が来て、高い金を払った分、その時のガッカリ感も容易に想像できる。

​だが・・。

そもそも、永遠に持つ商品などこの世には存在しない。
そこで立ち止まってしまうなら、所詮はそこまでの価値観しかない人間なのだろう。そう思い切り、購入を決意した。

​定価は4万円とかなりの高額だが、購入する場所やカラー、タイミングを見極めれば、3万5千円前後で手に入る。

今回は、なんとなく買うのではない。私のこのブログの収入から購入することにした。
今まで支えてくれた妻へ感謝を込めて。そして、妻にも私と同じ世界を知ってもらい、同じ価値観を共有したいと思っているからだ。

​実際の商品はまだ妻に渡しておらず、誕生日の日までお預けとなっているのだが、これを渡す日が今から楽しみでしかたない。

まとめ

​ワイヤレスイヤホンに「永遠の寿命」なんて期待してはいけない。バッテリーがいずれダメになる消耗品なのは事実だ。

だからこそ、「これが最高最強の神機だ」などと無責任に持て囃すつもりはない。
​それでも、大切な人に最高の音と、自分のこれまでの感謝や思いを還元するための選択肢として、これ以上ない買い物ができたと思っている。

​音質に妥協したくない方、大切な人へ形に残る感動を贈りたい方は、ぜひ一つの選択肢として覗いてみてほしい。

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